
正常なヘアサイクルを維持するには頭皮の状態を良好に保つことが大切です。一般的に健康な頭皮は色が青白く、透明感と弾力があり、毛孔がくぼんでいます。ここで重要になるのが皮脂の量です。
皮脂は毛根近くの皮脂腺から出る脂のことを言います。皮脂には頭皮の表面を覆って保護をするという重要な役目もあります。皮脂の量は人それぞれによって違いますが、おおまかに「脂症」と「乾燥症」とに分けることが出来ます。
「脂症」は皮脂の分泌が多く、髪の毛がベタつきやすくなります。それだけでなく毛孔にも脂が溜まりやすく、それが過酸化脂質に変わって固まり、さらに毛孔を塞いでしまうため、皮脂内では細菌が繁殖して炎症をひきおこす原因にもなります。地肌には毛細血管がうっ血したための赤い斑点が現れます。
そうなると毛根部分に栄養がいき届かなくなり毛母細胞への酸素供給も滞り、髪の毛になるための化学反応が起こらなくなり、ヘアサイクルを乱します。
一方「乾燥症」は頭皮を覆って保護する役目の皮脂の分泌が少ないために乾燥してカサカサの状態になり、角質細胞が剥がれ落ち(これがフケです)、見た目にもひじょうに不潔な印象を与えます。
そのうえ乾燥することでかゆみを伴うため、爪などで引っ掻くことで傷ついてしまい、そこに細菌が繁殖し、さらに炎症をひき起こすことになります。こちらも悪化すると地肌が赤く晴れ上がります。そしてやはりヘアサイクルにダメージを与える結果となります。